新日買収に伴う幻想と幻滅。
業界最大手の新日本プロレスがゲームソフト製作会社ユークスに買収された。各メディアでは新日に対してある企業による敵対的買収が懸念され、かねてよりの提携先であるユークスに救済を求めたと報じられた。新日プロは非上場会社であるがある筋が新日プロの安定株主から株を取得しようとしていたという。ユークス側によると、「興行は引き続き任せるが、経理面は透明性を打ち出したい」とのこと。今回の提携は新日プロのたっての希望であり、ユークス側も大分プロレス村に対して遠慮していることだろう。
しかしいつまでもドンブリ勘定では通用しない。ユークス側も黙ってはいないハズだ。やがて運営面のハードと興行内容であるソフトとの両面で新日プロに対して多かれ少なかれ注文が出るだろう。前社長がひとりで成し遂げようとして既得権益者達に潰されてしまった改革が、果たして今回の買収で変われるのか。今まで通りであればそれこそ潰れてしまった方が良い。
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