ドッグカフェ読書。
August 28, 2009
July 29, 2009
小説「ファミリーポートレイト」を読んだよ。
直木賞作家桜庭一樹作「ファミリーポートレイト」を読みました。
結構以前に購入していながらしばらく開いていなかったのですが、いざ読み進めていくうちに止まらなくなりました。
何かから逃亡し続ける(後に理由が明らかになるセリフあり)母マコと娘コマコ。
10年に渡る逃亡生活の後、突然姿を消す母。
遺された娘は、以来母親の幻影を見続ける生活を送る。
第一部の母娘の逃亡劇と第二部の遺された娘のその後と二部構成になっていますが、後半は特に著者の自伝的内容(?)となっています。
かなり暗い物語の世界ではありますが、ぐいぐいと引き込まれていきました。
後半のコマコが手当たり次第文庫本を貪り読むシーンを見て、物語を読みたくなりました。
May 02, 2009
石田衣良「再生」を読んだよ。

石田衣良著「再生」を読みました。
愛する妻を失い、幼子を抱えるサラリーマン。
単調な日々の仕事にうんざりする契約社員。
会社生活に心まで疲れてしまった若者。
平凡な日常の中に、ふと小さな心の変化が訪れます。
不景気だインフルエンザだと暗いニュースばかりが流れていますが、
ふとした心の気付きで、まだまだ世の中捨てたもんじゃないんだなぁって思いました。
土曜の昼下がり、ぽかぽかした陽射しの公園にて、久し振りにのんびりできました。
April 29, 2009
「あたりまえのことをバカになってちゃんとやる」を読んだよ。
小宮一慶著「あたりまえのことをバカになってちゃんとやる」を読みました。
とにかく目の前の仕事に全力で取り組む。
あたりまえのことこそバカになってやってみる。
さらに仕事の基本や本質を得るに、勉強もする。
それによって応用もでき、幅も広がる。
「なりたい最高の自分」をめざす。
これらを実践することで、仕事も一流になれると著者は説いています。
職場のリーダーになった自分にとって、とても響きました。
誰よりも入居者のことを知り、介護の知識を得る。
やるべきことが見つかった思いです。
「とことん、仕事に熱くなれ。」と説く”ワークライフアンバランス”の田島弓子さんに通ずるものがありました。
March 19, 2009
「英雄の書」を読んだよ。
学校で死傷事件を起こし失踪した兄。
真実を探っていくうちに、兄は古代呪書に魅せられたことがわかる。
幼い妹は、他の古代書の助けを経て、兄が逃げ込んだ“物語の世界”に飛び込む。
果たしてそこには、兄を操る“英雄の書”なるものが存在していた_。
ゲーム好きな宮部みゆきさんらしい世界観ですが、まさに“ハリーポッター“よろしくファンタジーRPGに仕上がっています。
“印をいだく者”
“我々は咎人(とがびと)なのだ”
“物語を紡ぐ者”
読みすすめながらも、映像が瞼に浮かびます。
間違いなく豪華キャストで映画化されそうです。
いずれ出るであろう(?)続刊は、迷わず購入してしまうでしょう。
January 03, 2009
「レバレッジ・リーディング」を読んだよ。
本田直之著「レバレッジ・リーディング」を読みました。
今はやりの速読(フォトリーディング)ではなく
多読(レバレッジ・リーディング)を薦める著者の真意とは。
「ただ読むだけではなく、読書を投資活動として捉える。」
「1冊1500円の本から得た知識は、将来100倍の
15万円の利益になって返ってくる。」
レバレッジとは、英語で”てこ”という意味だそうです。
同じ努力をしても10のリターンしか返ってこない人もいれば、100のリターンを得る人もいる。
それはレバレッジを意識しているかどうかの差。
レバレッジをかければ少ない労力で大きな結果を出すことができる。
先人たちが長年の苦労の末に成功してきた知識を得ることで、試行錯誤に時間や労力を使わずに実践できる。
これらを積み重ねることによって「パーソナルキャピタル(自分資産)」がどんどん増えていき、実践で活用できるそうです。
具体的にはまず自分がどんな知識を得たいか目的を決め、斜め読みをしながらポイントだけを掴んでいく。
この斜め読みがレバレッジ・リーディングのキモで、隅々まで読んでいると限られた時間の中でたくさんは読めないからです。
またポイントには線を引き、紙に書き出して何度も読み返すことで意識に刷り込んでいくことができます。
わんこもそれは前々から実践していたので、間違ってはいないんだなと実感できました。
今後はある程度斜め読みを実践して、より多くの知識を取り込んでいきたいと思います。
December 09, 2008
恐ろしいまでの読後感だったよ。

愛美は事故で死んだのではありません。
このクラスの生徒に殺されたのです。
湊かなえ著「告白」を読みました。
本作品の第一章にあたる「聖職者」で小説推理新人賞を受賞。
事件の進展の書き下ろしを収録したデビュー作がメディアに取り上げられ、いきなり10万部のヒットとなりました。
なんといっても主人公が生徒に語りかけた独白だけで、ひとつの章を成り立たせた構成力がすばらしかったです。
また各章とも事件に関わった人物による独白ですすめられています。
読み進むにつれ、別の語り手の視点から、他の人物像が覆されます。
ラスト、衝撃的です。
恐ろしいまでの読後感でした。
December 02, 2008
桐野夏生さんに会いに行ったよ。
今日は新宿紀伊國屋書店にて、桐野夏生さんの新刊記念サイン会に行ってきました。
桐野さんといえばハードボイルド・サスペンスを中心に、強い女性が多く描かれています。
わんこが好きな作品は「OUT」「ダーク」「柔らかな頬」「メタボラ」です。
名前入れとサインが終わり握手した際、「好きな男性のタイプ」を伺ったところ、「昔のトニー・レオン」という解答と共に、「違うかぁ。」と笑って下さいました。
トニー・レオンは「レッド・クリフ」「インフェナル・アフェア」などで主演を飾る香港の俳優さんです。
なるほど、桐野さんといえば硬派かと思いきや、優男タイプがお好きなんですね?
いつもすました表情の写真しか見たことがなかったので、桐野さんの生の笑顔が見られてとてもよかったです。
December 01, 2008
若手を教えるリーダー必見です。
プロ野球日本シリーズでみごとチームを日本一に導いた西武ライオンズ渡辺久信監督。
シーズン終了後に出版された「寛容力〜怒らないから選手は伸びる」を読みました。
前年まさかの20数年振りのBクラス転落、主力選手の相次ぐ離脱。
そして球界を揺るがした球団による裏金問題と、様々な困難を背にスタートした新生ライオンズ。
20代前半の選手を中心に、まだまだ若くて未熟なチームをいかに立て直したのか。
ちょうど僕の職場でも同じように若手が中心だったこともあり、手に取ってみました。
今の時代でいちばん大きいのは、「怒るだけでは人は育たない」ということです。
ひと昔なら「何ちんたらやってるんだ!」「やる気がないなら帰れ!」と怒鳴って尻を叩いていました。
しかし現代では理不尽な教え方ではかえって反発されかねず、考え方が見直されています。
「こういう場合ではこうした方がいい」と選手の目線まで下りて、丁寧な教え方が望ましいそうです。
また目先の勝利よりも長いペナントレースを見越して、長期的な視点で目標に取り組むことも必要だと述べています。
その為にも試合でのミスを怒ったりせず、挽回させるためにのびのびとやらせているそうです。
「今の若い人は…」というよりも、時代が変わったと認識した方が良さそうです。
来春より新しい施設のリーダーとなる僕にとって、まさにタイムリーな一冊でした。
November 01, 2008
「仕事は5年でやめなさい」を読んだよ。
元タリーズコーヒー社長、松田公太氏の著書
「仕事は5年でやめなさい」を読みました。
「食を通して文化の架け橋になる。」
元銀行マンがスペシャリティーコーヒーを日本に広めるべく単身アメリカに渡り会長に直談判。
溢れる情熱をもとにタリーズコーヒーを全国に300店舗まで急成長させた元社長が明かした仕事術。
タイトルを見てまずビックリですよね。
普通、「仕事は最低3年は続けなさい」というのが
一般的なのに、この方は入社式でこんなことを言っちゃうらしいです。
でももちろんこの言葉には意味があって、
期限を決めると人はぐっと成長度合いが増すということだそうです。確かにいつまでにどの程度になっていたいか、漠然としていては日々の大半を無駄に過ごしてしまいそうです。
また「目的と目標を明確に区別する」が面白かったです。
なりたい自分、ゴールが目的。
目標は思い描く場所を目指すためにひとつひとつ通り過ぎる場所、いわゆる道標。
つまり目的があって、そこにたどり着くための道しるべのひとつ、それが目標です。
わんこで言えば、「介護を通して相手に思いやりの持てる人間になる」のが目的で、そのために「ケアマネになる」「職場のリーダーになる」のが目標となります。
現在はタリーズをアジアに広めるタリーズインターナショナル及び全米2位のサンドイッチチェーン「クイズノス」を手掛けるイケメン社長。
亡き弟さんの分までがんばっていらっしゃいます。
わんこもイケメンカリスマ介護士として(爆)、
これからもがんばっていきたいと思います。
September 29, 2008
「インターセックス」を読んだよ。
「人は男女である前に人間だ_。」
性染色体の異常により、外見は女性でも生物学上男性の患者。
陰茎も膣口も持ち合わせている、いわゆる両性具有の男児。
患者のためにも乳児である今、男女どちらかに区別すべきである_。
はたしてそれが患者本人のためになるのだろうか。
久々に医療サスペンスものが読みたくて、「インターセックス」を手にとりました。
以前に「破裂」「廃用身」「無痛」と医療ものを続けて読んだらかなりおなかいっぱいになってしまったので、ホントしばらくぶりです。
正しい医療とは何なのだろうか。
患者が親に思いを打ち明けたり、同じ症状に悩む者同士が集る自助グループの会の様子など、心を打つシーンがいくつもありました。
この作品は男性の妊娠実験や胎児の臓器移植等を描いた「エンブリオ」の流れを汲んでいるんですね。こちらから手に取るとよいようです。
また精神科医師でもある著者は、こういった数多くの実験的医療作品を出しているようです。
サスペンス的要素もあって、一気に読んでしまいました。単なる娯楽、医療ものではないといえます。
July 27, 2008
「はじめての課長の教科書」を読んだよ!
「はじめての課長の教科書」を読みました。
著者いわく、「経営者や新入社員向けはあっても、中間管理職である課長向けのビジネス本というのはなかった。」とのことですが、確かに他に比べて少なかったように思います。
欧米では経営者(雇用者)と従業員(被雇用者)の二極化が主流であり、間に中間管理職があるのは日本特有のようです(実際はわかりませんが)。
僕は課長ではありませんが、若手をリードする先輩社員として、学ぶことがいくつかありました。
僕はついつい細かいところまで指導してしまいがちなのですが、特に「エース級の人材は自立しているので、ある程度までは自由にやらせておいた方がよい。」
「部下は個々の能力に応じて成果を評価する。
その際決して「自分ならもっとうまくやれる」と発言してはいけない。
そんなことはみんなわかっているからこそ、課長は課長になれたのだから。」
自分に思いあたることが多々ありました。
課長じゃなくても、少しでも役職がある人には一読をおすすめします。
June 30, 2008
「情報は1冊のノートにまとめなさい」を読んだよ。
奥野宣之著「情報は1冊のノートにまとめなさい」を読みました。
スケジュール管理や会議の記録、ちょっとしたアイディアのメモなどをまとまるのに、その都度それぞれ
別のノートを使い分けてしまいます。
でもそれだとどこに何を書いたかをいちいち思い出せないことが多々あります。
そんなとき、あらゆる情報を一冊のノートにまとめてしまえば、必要な際容易に引き出せると筆者は紹介しています。
まぁそれぐらいならいろんな本でも書かれているし、
わんこも無印の文庫本ノートにハンズの革カバーをして使用しています。
しかしこの本で使うのは100円で売っているノート。
いくらでも補充できるし、汚してしまっても濡れてしまっても大丈夫。
そして面白かったのが、日記やスケジュールまでも
ノートに書き込むというところでした。
さすがに見てくれもあるのでそこまでマネできませんが、いろいろと参考になる点がありました。
①日付を六桁で表記する。今日なら「080630」。
②キーワードを設定する。
A社、上半期の業績…「取材」
銀座で懇親会、飲み過ぎた…「日記」
③パソコンに日付・キーワードをテキスト入力し、
索引する。
080615 取材…A社、上半期の業績
080621 日記…銀座で懇親会
確かにメモを見返したいときにノートをペラペラめくるのも大変だし、何冊もたまったら便利だと思います。ただパソコンに入力するのは面倒だけど。
それにしても筆者は今年で27歳と若いです。
他の実用書のように、ものすごいカリスマではないので、何だかマネできそうな気がします。
ただ若いのにタイトルが「〜しなさい」というのは気になりました。
いずれにしても、自分なりのやり方で、これらの技術を活用していきたいと思います。
June 28, 2008
直木賞受賞作「私の男」を読んだよ。
直木賞受賞作、桜庭一樹著「私の男」を読みました。
私の男は、養父…。
花嫁として嫁ぐ私は、この家、そして私の男と一生、離れることができるのだろうか…。
衝撃的な設定に、選考時物議を醸し出したそうですが、その文章・構成力が決め手となって、今回の受賞が決まったそうです。
物語は今現在を進行し、やがて少しずつ過去に遡っていきます。
結局最後は二人の関係の起点の時間軸で物語は終わるのですが、そのまま二人のこれからがわかるようでした。
しかしそこには、二人を強く結びつけるそれぞれの暗い過去が描かれていました。
どちらかというとアクション・サスペンスものが好きなので、あまりこういった物語は得意ではないのですが、いろんなジャンルの本を読むのも勉強と思い、チャレンジしてみました。
正直たまにでいいかなと思いつつ、また気が向いたらふらりと手に取ろうかな。
June 24, 2008
「人づきあいのレッスン」を読んだよ。
「人づきあいのレッスン~自分と相手を受け入れる方法~」 和田裕美
当ブログでも何回もご紹介している和田裕美さんの新刊です。
和田さんといえばフルコミッション制(基本給無しの歩合のみ!)の営業で、世界NO.2まで上り詰めたとんでもない実績をお持ちなのですが、実際お会いしてみると、とてもソフトで安心できる雰囲気を持った方です。
そんな和田さんが大事にしているのが物事の考え方や人との接し方です。
そんなに難しく考えることなく、肩の力を抜いて取り組めます。
今の自分がどこか好きになれなくても、そのままでも許せたり受け入れられたりします。
今月の12日に発売された新刊「人づきあいのレッスン~自分と相手を受け入れる方法~」は、本当に読みやすくて、なんだかほっとします。
ほんのちょっとの心がけで、気分が軽くなります。
「ありがとうで返事をする」
お店の人に商品を勧められたとき、電話を取り次いでもらったとき、タクシーで行き先を聞かれたとき。
まず頭に「ありがとう」をつける。
「ありがとう、そうですねぇ。」「ありがとう、誰から?」「ありがとう、どこどこまで。」
...すごいですね。僕は今、一日に20回は「ありがとう」を言うようにしていますが、さすが和田さんです。
「誰でも幸せの種を持っている」
「苦手な人がいたらあだ名をつける」
「相手を受け入れるために相手の価値観を受け入れる」
とにかく読みやすくてあっという間に読み終えちゃいます。でも、すっと心に入ります。
その効果は、すでにこのブログで何度も紹介しました。
もっともっとたくさんの人がこの本を読んだら、
きっとおかしな事件もなくなると思います。
いつも読んでくれてありがとう。
January 04, 2008
宮部みゆき「理由」を読んだよ!
今年の目標のひとつに、「毎週1冊(年間52冊)本を読んで知識を広める」をあげました。
文芸やビジネス本など、自分が読みたいと思った本を読み、何かしらの感想を書こうと思います。
今年一冊目は、宮部みゆきの「理由」を読みました。
嵐のさなか突如として起きた、都内の超高層マンション(億ション)を舞台にした一家四人殺害事件。
真相を追うにつれ、この一家は他人の集まりであり、いつの間にか部屋の所有者が変わっていたことがわかる…。
「模倣犯」「楽園」「誰か」と現代ミステリーを読んですごく面白かったので手に取りました。
宮部作品は、いずれも登場する人物一人ひとりのエピソードが丹念に描かれていて、とても感情移入しやすく、物語に引き込まれてしまいます。
また読んでいて面白いと安心できる安定感があると思います。
この作品では解決した事件について、ジャーナリストが関係者にインタビューをして声を拾っていくことで、全容を掴んでいくといった手法をところどころで取り入れている点が面白かったです。
さて次は何を読もうかな。
May 30, 2007
”お母さんの視点”が大事だよね!
古書店大手チェーン、ブックオフコーポレーション橋本真由美社長著「お母さん社長が行く!」を読みました。
パート主婦から東証一部上場企業の社長に就任し話題を振り撒いた氏は、職場で働く若者の面倒を見る”お母さん”の視線で現場を作り上げてきました。
店頭公開の審査の場で堂々と株主の前に従業員至上主義を上げた創業者と、時には衝突したり時には励まし合ったり。
その根本はやはり”人を育てる企業風土”にあると記されています。
ヤル気のない若者に働く動機を見出させる。
仕事は一人ではできない。
ついつい相手の悪いトコロばかり目に付きがちなわんこも、”現場のお母さん”のような視点で仲間を好意的に見守っていきたいと感じました。
仕事の夢を語れるわんこを目指していきたいと思います。
February 20, 2007
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